「その視界を彩るもの」~p218



 「その視界を彩るもの」2節追加してきました。

一応、激動の回ということになると思います。


冒頭より匂わせてきたアカネの本音を吐露させた節なので。

同性相手に懸想してしまったからこそ沢山の苦難を強いられたはず。だからこそ、どうにかして相手に心を寄せて欲しかった。

そのやり方を違えてしまい、自分自身どうしたら良いかわからなくなってしまう。


クラスメイトたちが初を完全シカトしていたときにアカネだけが声を掛けてきた理由もそこです。

弱いときに頼られたい。だから他の人間を遠ざけようとした。結果、ウイの心をさらに引き離してしまうことになって。

恋心っていうのは尊くもあるけれど、ときに厄介に思われたりもしますよね。

自分自身の内に眠るその心は何に変えても成就させたい。たとえ、他の誰かの気持ちを犠牲にしても。


片や、好きな人が他の誰かと一緒になっても「相手の幸せが何より嬉しい」とおっしゃる方がおられますが、素直にすごいなあと考えます。

まあ、先の所以で恋敵…所謂ライバルとは仲良くなれないとか、よく言われるんじゃないかなあと思ったり。

勇蔵とアカネも永遠に仲良くはなれなさそうです(^^;)


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